てぃ～だ かんかん

　正確に言うと、２年。

　一昨年の暮れ、飼っていた なな(わんこ)が亡くなり
　昨年の３月、お婆ちゃまが亡くなり
　昨年の９月、後を継ぐはずはずだった息子さんがなくなり
　その間に、おばちゃんが血圧で倒れ 入院し 危なかったそう。
　おじちゃんも 何だかで・・入院してたって話してた。

　
　おじちゃん おばちゃん に初めて会ったのは、私が東京へ住んで数ヶ月してから。
　バイト先の居酒屋(小料理屋)へ イカツイ顔をした背の高いおじちゃん一人が入ってきた。
　無口に、瓶ビールを飲んだ後 日本酒を何合か・・
　私を気に入ってくれたらしく、翌日だったか 数日後だったか、
　おばちゃん(奥さん)と二人でいらしてくれた。
　おばちゃんは 生ビールが好きで、その後 ウーロンハイを飲んでいた・・
　おばちゃんは明るく、元気で、可愛く、真っ白な 澄んだ雲 の様な人。
　おじちゃんは私の事を チビ と呼び、自宅に招いては ご馳走してくれた。
　料理上手なおばちゃんには、色々教えて戴いた。
　おじちゃんも、よく 魚を下ろしていた。

　専門学校の卒業式には
　「実家から誰も来ないのか？おじちゃんとおばちゃんが行こうか？」
　　　「いいよ。専門の卒業式なんて、親は来ないよ。」
　「じゃあ、お祝いに旨いもんご馳走してやる。」
　おじちゃん おばちゃんは、本当にお世話になった。

　就職してからも、時々 自宅へ遊びに行った。しばらく ご無沙汰した時期もあった。
　ツレと結婚する少し前、ななを散歩中のおじちゃんとバッタリ。
　ちょっと緊張してた?でも嬉しそうなおじちゃんの顔。そんな事もあった。

　ツレの事も、大事にしてくれた。
　長女が生まれた時は、病院まで会いに来てくれた。
　長女が生まれてからは、私は りょう に昇格(笑) 長女が チビ になった。
　ツレの帰りが何時も遅く、私が寂しくしないように ツレの帰る時間まで
　おじちゃん宅へ居る事も多かった。
　目尻を下げ、膝の上で長女を抱き ミルクをあげ お風呂に入れ～　爺ちゃんかいッ(笑)
　おばちゃんは、オムツを替え ウンチの度にお尻を洗ってくれた。
　グズると、おばちゃんが よしよし と寝かしつけてくれた。
　次女が生まれてからも同じ。長男が生まれてからも。

　その間も、ご無沙汰した時季はあったが 今回ほど長く空いた事はなかった。


　東京の父母。
　おじちゃん おばちゃんには、沢山の感謝がある。
　情深く、温かい おじちゃん おばちゃん。
　時々は連絡して、顔を見せなきゃ。

　気になっていながらも、不義理にしてしまってごめんなさい。

　昨日は、久しぶりなはずなのに 全然懐かしさを感じなかった。
　「近くにいるから、大きくなった子供たちの顔だけ見て。」
　突然の電話だったのに、何時もと変わらず迎えてくれた。
　今までも、今も、ありがとうでいっぱい。

　
　昨日は、おじちゃんの跡継ぎをする息子さん(お兄ちゃん)もいらした。
　男前のお兄ちゃんとは、初めてお会いする。
　お兄ちゃんにも、ありがとう。