てぃ～だ かんかん

　リリーさんの記事を読み、
　三鷹市民ギャラリーで行われている
　 『トコトン！ 神沢利子展』 へ行ってきた。
　幼い頃に読んだ本や、図書館で借りた本、
　｢これもそうなの？　これも神沢さんの作品？｣
　懐かしい本が沢山あった
　読み返せば、思い出す本もあるだろう。
　
　我家の本棚にも、神沢さんの作品が何冊かある。
　はけたよ はけたよ　　　いたずらラッコのロッコ
　くまのこウーフ　　　おきゃくはだあれ
　のはらのひなまつり
　実家の本棚を探せば、もっとあるかもしれない・・


　子供の頃に読んだ本を読み返すと、
　その頃の光景を思い出す。　
　
　文章のリズム　内容　　挿絵の温かさ　美しさ
　ステキな絵本に出会うと、今も少しずつ集めている。
　出会っては何かを、学ばされる。

　展示されていた中で、心を惹いた詩が。

　　　　　　　　　　ちいさくなって
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　利子

　　　　　　　　　　あたし
　　　　　　　　　　ちいさく　ちいさくなって
　　　　　　　　　　おかあさんの
　　　　　　　　　　ゆびわに　なりたい
　　　　　　　　　　おかあさんと　どこへでも
　　　　　　　　　　ついてゆきたいの

　　　　　　　　　　おかあさんが
　　　　　　　　　　ちいさく　ちいさくなったら
　　　　　　　　　　あたし　ブローチにしたい
　　　　　　　　　　いつも　むねに　とめていたいの


　女の子のその言葉が、とても可愛らしく
　お母さんへの想い と 愛情が感じられ
　たんぽぽのように ほわっと温かかった。
　おかあさんがちいさくなったら、ブローチにして 胸元に。
　心には 何時もおかあさんがいる　きっと皆 そうなんだろうな。