2009年10月01日
銀杏
「くっさぁ~~。 ここかぁ。穴場って。」
大量に落ちた 銀杏。
「ホントだ。 ここが一番イイ場所かもね。」
「でしょ~。」
「ここだと、誰も来んやろう。」
「来るんだって。 前に拾ってた人居たもん。」
お互い 黙々と。
何時の間にか、臭いにも慣れる。
落ちた実の肉質を、
靴底でこそぎ 箸で摘み取る。
拾いながらも、パサッ パサッ と実が落ち
「熟したのが 頭 に落ちて来たら嫌だね(笑)」
「もう 良いんじゃない?」 「もう 良いんじゃない?」
そう言いながら、引き際をつかめず
「もう 終ろっか 十分じゃない?」
最近 ↑これが好き。
旅先や出掛け先で見付けると 「まま、とってぇ。」
「虎、見て。
お花が、皆 太陽さんに向ってる。」
「ほんとだぁ~。」
「虎も、コスモスの真似してごらん。」
暫くそこに、佇んでいた。
閉門の 園内放送 が流れ始めた。
逆光を浴びる 背丈の高い花に近づくと・・
満開に咲く シオン。
蜜をたっぷり含んだ花に 蜂が飛び交う。
傍に寄ると 綿あめの様な 甘ぁ~い香り
どんなにか美味しい蜜だろう。
「ほら、時間。 もう行くよ!」 ツレに急かされ、立川口へ。
Posted by りょう虎 at 16:48│Comments(0)
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