てぃ～だ かんかん

　店の前を通ると、妙ぉ～～な誘惑に 寄らずにはいられない。


　国分寺では有名な果実店・・　 ケーキ屋。
　決して安いワケでも無く 非常に美味しいワケでも無い。
　がしかし、呼ばれるんだ コレが。

　昭和7年創業　 現在三代目
　『香料 ・ 乳化剤 などは一切使っておりません』

　ケーキと保冷剤を交互に詰め、箱をホイルで包んで下さった。
　「ホイルで包むと、保冷剤の持ちが良いんですか？」
　「(笑)分かんないけど。
　 これだけ暑いと、ザッハトルテなんかかたいのは溶けにくいけど
　 ショートみたいなやわらかいのは 守ってやんなきゃいけないから・・」
　守ってやんなきゃいけないから　　 心意気が嬉しいね。
　








　頭では分かってて、期待してた味でも無いけれど
　素朴と言うか 何と言うか
　もう二度と買わない　 ってな感情に至らない。

　何だろね。 気付かないくらいの感覚で、中枢に触れるんだろう。