てぃ～だ かんかん

　私が東京に来て、
　最初の頃に勤めた居酒屋のママ(オーナー)の旧友。　で、店の常連。
　8年前、奥様と二人 故郷の岩手へ帰った。


　何だかんだ、年に数回連絡をくれる。
　他愛ない近況報告だったり、くだらないバカ電話だったり。

　震災の時には、心配で 何度か連絡するも繋がらず。
　偶然繋がった電話に驚かれ、
　内陸に住む菅チ夫婦は無事だが 陸前高田に住むお母様の状況を聞いた。
　暫くして、遺体が見付かり 無事葬儀を終えた事。





　京都から戻り、土産だけ片付け　 また直ぐに出掛けた。
　母、ありがとう。



　19時前、武蔵関へ。
　駅前の居酒屋に入ると、皺の増えた菅チが　背を丸くし 銀杏をつついていた。
　｢おう！久しぶり。｣　　 ｢おぉ。｣
　久しぶりだが、久しぶりって気がしない。
　一杯終らないウチに、ママの店へ移動。

　従業員の子と話しながら、ママを待った。
　少しして店に入ったママ。　 ｢アンタ、どうしたのぉ～。｣菅チの姿にびっくり(笑)
　K谷さんを呼び、ママと4人 昔話に花を咲かせる。
　お互い、口も悪けりゃ 遠慮もしねぇ。 口も減らねぇ(笑)
　菅チのお母様の話、K谷さんのご実家(福島)の話、
　皆で うぅ～～ん とうなりながら　　 頑張ろうぜ と前向きに区切る。
　3時間半ばかし呑んだかな。
　菅チも、顔を出したい店がまだ数軒。
　私は、長距離移動＆連日の呑みで 少し疲れていた。
　｢付き合えなくてごめんね。また来なよ。気を付けて。｣　　　　 22時半、駅でバイバイ。





　私も、ほんの少し 大人になったなぁ。
　そんな事思いながら、帰宅。

　帰宅後、晩酌してたら 3日ぶりのツレ帰宅。
　｢ただいま～。｣　 ｢おかえり。 ただぁいま(笑)｣　　 ｢おかえり(笑)｣








　『再会』 の多い、密な数日。
　それぞれが元気で、笑顔でまた会える。
　ずっと、これからも、それを繰返して行けたらと思う。
　だからね、何時も 何時までも　 元気でいてね。