てぃ～だ かんかん

　陽が暮れ始めると、
　幹の桜色が深くなる。

　桜の幹に色がある事を知ったのは、
　小学校か中学校の国語の教科書
　(大岡 信　 “言葉の力”)。




　年間通して、幹は桜色を発する。
　けどね、季節毎に見ると
　花咲く前、まだ蕾もかたい頃、
　体いっぱいenergyを溜め込むように
　赤にも近い桜色を魅せる。

　花が満開になる頃、
　日中気が付かないけれど・・


　陽暮れ。
　徐々に花が黄み掛かり、輪郭を増す。
　その時少しだけ、幹が色を見せてくれる。


　今日(11日)は雨
　春宵一刻値千金
　夜ぷらっと、酒持って 送り花見 でもしてくるか。