てぃ～だ かんかん

　昨夜　「そーみん汁が食べたい。」　と母に言うと、
　「今日、そーみん汁にしようと思ってたんだよ。
　　フミ(母の母)の13年忌が近付いて来たから、おばぁの話しが出てくるね。
　　明日朝 そーみん汁にしようか。」
　「難儀しなくていいよ。今ある味噌汁に そーめん 入れてもいいし。」
　「いや、そーみん汁は すましじゃないと。」

　祖母はよく、そーみん汁を作ってくれた。 きっと、好きだったのね。
　卵 と ポーク をのせて
　沖縄の、どの家庭の食卓にも上がる 食べ物の一つだろう。



　 母の作る そーみん汁 は、卵　島葱　煮付けた椎茸。
　　 　ポークは、私がお肉を食べないので 今朝は抜き。



　おばぁ と言えば、卵焼き。
　何時も台所から パチパチ と、油の弾く音が聴こえて来た。
　年期の入ったフライパンで焼く おばぁ の 卵焼き は、絶対 誰にも真似出来ない。

　おばぁ と言えば、たまな～いりちゃ～。
　ポーク　人参　と炒めたものを、よく作ってくれた。
　「りょうちゃん、たまな～取って。」
　玉葱を持って来た私に、一瞬 フリーズ していた(笑)
　「あんた、たまな～もわからんねぇ？」
　おばぁ の、チンパンジーの様な笑顔が懐かしい。